「ニセの空腹」その正体とは?

工藤孝文 著『災害不調 医師が見つけた最速の改善策』(角川新書)
ミラッキ 2026.02.10
誰でも

「災害不調」とは災害に直接被災した時や、

家族や知人が被災したり、関連のニュースに接している中で、

不安、めまい、動悸、過呼吸、不眠、抑うつなど、自律神経が調子を崩すこと。

これまでと同じ日常生活が送れなくなり、

紹介状をもらって大学病院などの大きな病院に行って検査を受けても

理由が見えてこない、という特徴があります。

この本は、医師の工藤孝文さんがその改善策を綴ったものです。

読んでいる中で、不思議な言葉がありました。

それは「ニセの空腹」

食べ物を欲する空腹とは、異なる空腹があるとは

いったいどういう状態なのか。

1:幸せホルモンであるセロトニンやストレスと戦うドーパミンが不足する

2:これらが不足すると、糖質・脂質を分解していく

3:空腹ではないのに空腹だと錯覚してしまうことがある

このような流れで起きる「空腹感」というのは、

「食べ物が必要だ!」という空腹とは性質が異なるということで

「ニセの空腹」とのこと。

「ストレスで食べ過ぎてしまう」というのは、

細かく見ていくとこういうことなのだ、とヒザを打ちました。

食べる事が好きな人は「幸せホルモン」の補充にもなるので

ストレスの軽減に役立つかもしれませんが、

とにかくしんどい状態が続いている時は

「またおなかが空いた、食べなきゃ」をループしてしまう、

ということです。

身に覚えありなので「ニセの空腹」の判別と、

そのような状態に陥らないことを念頭に置きたいものです。

ちなみに、あらゆるエンタメで

空腹時は「おなかがグーッと鳴る表現」が描かれます。

これについて

おなかが「グーッ」となるのは、胃の中の掃除の音。
これを空腹だと勘違いして食べ物を口にしてしまうと、胃は掃除を中断し、
消化吸収の仕事をはじめる→残った食べ物が胃にたまる

ということも綴られていました。

声優の皆さんから「おなかが鳴らないように、少しを食べてからアフレコに臨む」

というエピソードがよく出てきますが、

「逆効果だった」という方もいたのか、これに関してはリサーチしたいところです。

また、「体を動かしていないのに疲労感がある」という時の

原因と対策についても書かれていました。

体の方に原因がないのに覚える「疲労感」は脳のトラブルが原因で
それほど重くない状態なら、運動してみることでストレスによる疲労か、
体による疲労かを自分で判断することができる。

とのことで、対策としては

「人間はふたつのことを同時にはできない」を逆手にとる。
思考の時間は長ければ長いほど脳の疲労につながり、だるさや疲れが出てくる。
行動を起こすことで、思考する時間が強制終了され、だるさや疲れが軽減する。

「思考」と「感覚」も両立できない。「頭を働かせない」ことが大事

つまり、体の疲れがないはずなのにダルい時は

「体を動かす」「体を疲れさせる」ことが何よりも大事、ということ。

頭を働かせないことが大事。

現代人の「大事ランキング」があったなら、上位に来るのではないでしょうか。

体を動かすというと「スポーツ」「ジム」

どのスポーツがいいだろう?どのジムがいいだろう?

はい、その時点で「頭を働かせて」しまっています。

なんでもいいので体を動かす。

この「なんでもいい」が難しいわけですが、

肩をまわす、屈伸、ジャンプ、その時の気持ちにあわせて

とりあえず動かせばまったく問題ない!

私のオススメは「岡村靖幸のダンス」です。

「あのダンスを踊りながら、落ち込む」というのは

「まばたきせずにくしゃみをする」レベルの「無理なこと」です。

ぜひミュージックビデオをご覧ください。

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